モウソウの森

スケート、キャンドル、旅行など雑多。スマホ版の記事カテゴリーはページ最下部にあります。

スケート、習うほどにスケート選手がすごいことをしているのが分かる

片足怖い


スケートを始める前に、多くの人がつまづいて辞める可能性があるならクロスを習う時だと聞きました。
クロスとは足を交差しながらコーナーでスピードを上げていく技です。
見たら「ああ、あれか」と思うほど大会でもよく見る滑り方です。
私が習うのはまだ先の話ですが、見た感じ、足が絡まって転びそうで怖い。


しかし、私はクロスよりずいぶん前の段階の片足滑走で大いにつまずいています。
自転車と同じく前方への推進力で安定するので、ある程度スピードを出して片足になる必要があります。
まずスピードが怖い。
ちょっとスピードを出すとびゅ~っと風を切ります。
それが怖さをあおります。
しかもスピードを出しておいて転んだら、打撃もその分大きいです。
そのためよろよろスピードで練習しています。
きき足の右足は器用なのでまだいいですが、左足は気が遠くなるぐらい自由に動きません。
その分怖さが倍増です。
だってバランスを失った時、立て直すコントロールができないんですもん。
守りに入ってしまい、ますますできないという悪循環です。


しかし、もう自主練ではらちがあかない!と個人レッスンを受けて注意点を指摘してもらってから、だいぶんマシになってきました。
右は調子がよければ3秒ぐらい、左は1秒ぐらいは乗れるように。
たった1秒ですが、最初はほんとうに一瞬しか乗れなかったので大進歩です。
1秒の長いこと!
まあ1秒じゃなにもできませんがね。


ただしゼロ秒と1秒の差は滅茶苦茶大きいです。
スケートを始めてからずっとリンクに立ってるだけで怖かったのですが、一瞬でも片足で立てるようになると怖さが激減しました。
一瞬も片足になれないのと、少しの間なら片足でも立っていられるのは全く違います。
気持ち的にも楽になり、最初はスレスレ滑走者に対してやたら吠える子犬状態でしたが、今では中型犬のような落ち着きをもって接することができます。
だからといって素人相手にスレスレ滑走はやめてほしいですが。


このまま頑張ればなんとか行けるのでは、と思った矢先に現れたのが
後ろ向きの片足滑走!
です。
前向きでも十分怖いのに、後ろ向きだと~~!
後ろ向きは10倍怖いです。
そもそも後ろは見えないし、後ろに進むバランス感覚が前向きと比べて、悲しいほどにありません。
後ろに進むことって日常生活でほとんどないですよね。
途方にくれます。これだけで大技!


でもジャンプってアクセル以外は後ろ向き片足滑走から飛んでますよね。
すごい。飛ぶ前からすごいです。
習うたびにますます、スケート選手がどれほど難しいことをしているのか思い知るのでした。