2016年6月のある日曜に、新宿御苑に散歩しに行った。
新宿御苑とはむかし皇室の庭園だったものが、一般に開放されたもの。
丸の内線の新宿御苑駅または、副都心線の新宿3丁目駅から歩いてすぐ。
まだ朝10時というのに、入り口には結構人がいっぱいいる。
門には今見頃の花が写真付きで紹介されている。(見えるだろうか)
大人200円のチケットを自販機で購入して入った。
公式HPより
広い!!
ざっと計算したところ東京ドーム12個分ほどの面積である。
都会の真ん中に。
さすが、もと皇室の庭園。
とりあえずまっすぐ歩いてみる。
森ゾーンは涼しくて気持ちがいい。
「母と子の森」なるエリアへ。
生き物と触れ合えるらしい。
池に亀が甲羅干ししていたよ。
そのほか、木に鳥箱が設置されていたり、虫もいっぱいいそうな雰囲気。
歩いてるとどこからともなく南国のお花の香りがしてきて、「バリにいるみたい〜」とうっとり。
気づいたら母と子の森ゾーンは終わっていて、茶室の表札が。
これは気になる!
ということで、楽羽亭という茶室に来てみた。
入り口の前に自販機がある。
ここでお茶の食券を買って中に入るのだ。
中が全然見えなくて、お茶は700円と結構いいお値段なのでひとしきり悩む。
え〜い、思い切って購入!
中は畳かと思いきや、意外とテーブルが左右に配置されている。
ちょっと落ち着かない空間(笑)
着物の女性に食券を渡すと、茶菓子を出してくれた。
その後、抹茶も出てきた。
着物の女性がお辞儀をして出してくれる。
立礼席って書いてあったのは、そのことかもしれない。
お菓子はもっちりして甘さ控えめでまぁまぁ美味しかった。
抹茶は当たり前だけど苦い。
「お冷をください・・」と言いたい気持ちをぐっとこらえた。
お抹茶の器には御苑と書かれていて、皇室の紋章が入ってるのだ。
菊花紋というらしい。
ありがたや〜。
入った時は誰もお客さんがいなかったけど、その後続々と外国人が入ってきて結構テーブルが埋まった。
なんだかかしこまって落ち着かない空間なので、お茶を飲んだらすぐに出る。
茶室の庭にはこんな素敵な水場が。
絵になるな〜。
さてと、また出発。
歩いていると、めちゃくちゃ梅の実が落ちているゾーンへ。
いや、落ちすぎでしょ、これ。もったいない(笑)
梅のすごくいい香りが充満していて、癒される〜。
これまたウットリとしばらくたたずんだ。
紫陽花も見頃で、写真撮影にきている人もいっぱいいた。
日本庭園ゾーンで東屋を発見。
もしやここはアニメ映画「言の葉の庭」に出てくる東屋?
と思ったが、これではないみたい。
池が近くにないし。
フジ棚発見!
季節じゃないから花はないけど。
「言の葉の庭」ではここで主人公と先生が話してた!
と興奮。
急に自分の中でロケ地ツアーみたいになる。
この先に映画の東屋があったけど、いっぱい人が座っていて座れないし写真も撮れなかった。
また空いてる日に来よっと。
池の向こうに旧御凉庭が。
昭和天皇のご成婚記念に建てられたのだそう。
中にも入れる。
ちょっと歩いてフランス式庭園へ。
ここは砂利なんだな〜。
フランスは砂利ってことかな。
いずれにせよ広い!
向こうにバラ庭園が見える。
バラ園にはいろんなバラが説明付きで展示されていた。
代々木のドコモビルを背景に。
都会のど真ん中だってよく分かる。
以上。
2時間弱、たっぷり散策して御苑をあとにした。
新宿御苑は見るものがたくさんあって飽きなかった。
森、芝生、砂利、生き物、茶室、花、歴史的建物、梅の実、ロケ地ツアーなどなど。
芝生ゾーンでは太極拳、ヨガ、ピクニックなどみんな色んなことをしている。
芝生の香りに小学生時代の遠足を思い出して、癒された〜。
うっそうとした森!!という感じで、森の香りをたっぷり満喫するなら明治神宮のほうがいい。
新宿御苑は見るものがたくさんあるので、誰が行っても楽しめるんじゃないかな。
結構暑いので帽子と、夏は虫除けがあったほうがいいかも。