富良野の「北の国から」資料館に行ってきた。
今年8月に閉館するので、今のうちしか行けないのだ。
富良野駅から車で数分走ると茶色い建物が見えてきた。
駐車場がどこにあるのか分からなくて手間取ったが、建物の裏に見つかった。
建物の前にいろいろと注意書きが書かれている。
撮影は自由だけどインターネットはダメ、とのこと。
アップしちゃダメってことなのだろう。残念。
入ると受付の上に、すでに歴代出演者の写真がずらっと並んでいる。
それだけでも迫力!
亡くなった人の写真には黒いリボンが。
35年前のドラマなので、結構お亡くなりになってるな〜。
受付で500円払って見学開始。
中は広い。
立体構造になっているので天井も高い。
かなり大きいロケ地のジオラマがあって、撮影場所に印が付けられている。
おお〜、ここに小学校があって、ここが中畑木材なのか〜。
しばらくジオラマをガン見する。
順路はドラマの時代別に展示されている。
名場面の写真、セリフが壁に掛けられていて、「このシーンあったな〜」と思い出す。
台本やタバコなどの小道具もショーケースに入っている。
ドラマ初期の台本は倉本聰さんの手書きを印刷したものなのだけど、時がたつにつれてワープロ風になるのだ。
五郎が最初の家の横に作った「燻製の木」が展示されていて、思ったより大きくて驚く。
蛍や純が着ていた服の実物は、ちょっと黄ばんでいて時代を感じる。
「あ〜、これ着てたよー!」
と懐かしい。
個人的にツボだった笠松杵次追悼ゾーンには、木の馬ゾリ用具が展示してある。
「大きい!こんなの馬が引くんだ」とビックリ。
杵次役の大友柳太朗さんも、撮影から間もなく不慮の死を遂げたと書かれていた。
気になって帰って調べたところ、飛び降り自殺されたそうだ。
ショック。
五郎に買ってもらったボロボロの運動靴は、すごく年季入ってる。
いったんは捨てるけど、ゴミ箱をあさって回収に行くんだよな〜。
そこからは、まだ見てないドラマスペシャルのゾーンに突入。
壮大なネタバレをされつつ、進んでいく。
「え、蛍ちゃん、あの人と結婚するの!?」
「え、この人、若いのに死んじゃうの!?」
などなど。
一番楽しかったのは、石の家の部屋の中を再現しているゾーン。
五郎ジャンバーと帽子をかぶって、石の家で写真を撮れるようになっている。
絶対撮るでしょ!
ちょっとした小芝居しながら(笑)
最後、五郎の生き方ゾーンがある。
なんでも捨てないである物を再利用しよう、自分で作ろう
みたいなメッセージが書かれている。
それを見ながら、「今の時代、再利用や自作するほうがお金がかかるので、五郎の時代と大分変わっちゃったな・・」としみじみと感じた。
時代の流れとともに、「北の国から」資料館が閉館するのも仕方ないのかもしれない。
たっぷり1時間は満喫して資料館を後にした。
閉館する前に行ってよかった。