モウソウの森

スケート、キャンドル、旅行など雑多。スマホ版の記事カテゴリーはページ最下部にあります。

1日でロードバイクにまつわるあらゆる失敗をした

新しい場所へ

ロードバイクに乗る3回目ともなると、近所の公園だけではなく新しい場所に行きたくなりますよね。

地図を見て、12キロ離れたところにある昔住んでいたマンションを見学して帰ってくる計画を立てました。ノスタルジーと、単にこぐだけではなく目的地があった方がいいと思ったからです。

今まで1日10キロが最高だったのに、突然往復で24キロもこげるのでしょうか。

 

行きはよかった

涼しくなった夕方4時ごろに出発しました。

道もひたすらまっすぐ行って、一度だけ曲がる、というシンプルなもの。途中に坂がいくつかありますが、大通りにある自転車OKの広い歩道で基本的にこぎやすいルートです。

行きはすこし疲労を感じながらも、順調に進んで到着することができました。懐かしいマンションの昔住んでた部屋を見上げて、郷愁にひたります。大きな道路沿いでうるさかったなとか、駅から遠くて大変だったな、とか思いながら。

 

帰りが問題

帰りは道なりに進めば帰れるはずだったのに、気づかないうちに道が二股に別れていて、誤った方向に進んでいました。全然違う駅を目にしてようやく気づきます。

結構な距離を進んでいて戻るのは気が乗らなかったので、そっち方面に進みながらリカバリーすることに。それがいけなかった!

いつのまにか大きな駅の真ん前に出てしまい、土曜の夜はすごい人出です。自転車から降りてしばらく押すことに。しかも方向がわからなくなって迷いました。

さらに思ったより日が暮れるのが早くて、どんどん暗くなります。日が落ちると視界が急に悪くなってよけい不安になります。

さらに新品のライトをつけたはいいけれど、初期充電のままだったのですぐに電池残量があやうくなりました。

どっちにいったらいいかスマホを見てもわからず、不安と後悔で精神が消耗しました。

地図では行けそうな道も、実は立体道路で進めなかったりして、なかなか元の道にもどれません。

人がいっぱいの交差点の横断歩道を押して歩いていました。そのとき、なぜか自転車ごと転んで頭から地面につっこみました。押してただけなのに!ボトルが吹っ飛んで、通行人の若者が拾ってくれて大丈夫ですか?と声をかけてくれました。心身弱ってた中に現れた神!一生幸せが訪れますように。両膝を負傷しましたが、幸いヘルメットのおかげで頭は無事でした。買ったばかりなのにもうヘルメットに救われた!

でも暗いし、道はわからないし、転ぶし、ライトは切れそうだし、半泣きになりながらあっちいったりこっちいったりします。

1時間迷ってようやく最初の一本道に戻れたときには、まだ先が長いというのに嬉しくて泣きそうでした。

失敗から学ぶ

結局家に帰ったのは7時半で、30キロこいでました。

両足のひざは擦り傷とあざだらけです。

とにかく疲れて食欲も失せていましたが、少し食べてお風呂には入れました。

ライトを充電しながら、同居人にぐちります。すると「引き返したくないと思う距離ほど、引き返した方がいい」と何やら名言みたいなことを言いました。でも本当にそうだなと。間違いに気づいたときに引き返していたら、もっと早く帰れたし、転ばなかっただろうし、メンタルもそれほどやられなかったです。

あと繁華街に近づいてはならないと強く思いました。間違って行くとしたら田舎の方向のほうが道がシンプルだし、漕ぎやすいし、断然いいです。

 

その他、今回の道中に初めてコンビニのトイレを借りました。それだけで大冒険です。

ロードを地球ロックするのに四苦八苦だし、さらにサドルバッグを外し、ライトを外し、やることが多い!トイレ行くだけで大仕事です。サドルバッグにはロックだけ入れておいてつけっぱなしにしようと思いました。トイレだけ使ったら悪いので、プロテインバーを買いました。

 

そんなこんなで、今はぐったりです。また乗る気になるか心配です。

ひとまず早くサイクルジャージを買って、スマホを背中に入れてすぐに地図を確認できるようにします。