足踏み
スケート教室では、最初は足踏み練習から始めます。
ただ足踏みして前に進んでいくだけなのですが、これが苦手で・・・。
全然前に進まないのです。
後ろ向きバージョンもあります。
足を内股状態にして後ろに進むのです。
こちらは逆に、滑ってしまってなかなか足踏みできません。
足踏みは片足になる瞬間があるので結構怖いです。
ひょうたん滑走のほうが常に両足が地面に付いていて怖くないので、足踏み練習は適当に流していました。
「どっちみち滑れるようになったら足踏みとかいらなくない?」と考えてです。
しかし、教室では足踏みを妙に入念にしつこくやります。
足踏みできないと上のクラスに上がれそうにない。
あきらめて自主練でも真面目に足踏み練習をし始めました。
氷の上の感覚に慣れることと、片足に慣れることが目的ではないかと考え始めました。
目的が分かるとモチベーションが上がります。地味過ぎる練習ですが、上達が感じられると楽しくなりました。
前に進まない原因は、片足時が怖すぎて前への踏み出し距離が少なすぎたからでした。
手すり付近で練習して慣れることと、足に力を入れることで改善してきました。
後ろ向きの足踏みが滑ってしまうのは、おそらく重心が前過ぎるためです。
こちらも恐怖心から来ていると感じます。
後ろ向きは後ろに滑って転ぶのが怖いので、つい前重心になりすぎてどんどん後ろに滑ってしまうのです。
また、ハの字が甘いのも一因です。
足をハの字にしないでまっすぐだと、エッジがどんどん後ろに滑っていきます。
ハの字で重心を少し後ろにすると、だいぶんマシになってきました。
ハの字で練習をしすぎて膝が痛くなりました。
フィギュアスケートは氷上のバレエと言われますが、バレエには決してハの字になる動きはないのにスケートでは意外とあるのが面白いですね。
足踏みは意外と奥が深いです。