避難訓練で非常階段を降りる時、目が回って困る人はいないだろうか。
非常階段は1階分降りるのに1.5回Uターンがある。
つまり、10階から降りるには15回Uターンしないといけない。
階段を降りながら10周クルクルするようなものだ。
これはかなり目が回る。
しかも、結構なスピードで降りないと後ろからどんどん人が来る。
目が回っても立ち止まることは許されない。
私は毎回目が回って足が動かなくなるけど立ち止まれないので、必死で心の中で「いち、に、いち、に」と掛け声をかけながら足を前に出していた。
なんとかヨロヨロになりながら1階にたどり着くのだ。
「次回は足が進まなくなってしまったらどうしよう」と恐怖を感じる。
しかし、他の人は全然平気そうに、話しながら余裕で降りていく。
なんで自分だけ苦しんでいるのだろう。
おそらく三半規管が弱いのが原因と思われる。
飛行機もすぐ酔ってしまう。
地味に避難訓練に毎回恐怖を感じていたが、解決法を見出した!
その名も
ダンサーターン式階段降り法!
一言で言うと、Uターンする時にダンサーがターンする時の顔の切り方を使うのだ。
ダンサーはターンする時目が回らない用に、首はギリギリまで前を向いたまま残しておいて、これ以上残せないところで一気に回す。
これと同じでUターンするときに顔はギリギリまで前を向いたままにして、先に体だけ方向を変える。
もう無理というところで、一気に顔をくるっと回す。
すると体が回っているときに目はずっと周りの景色を追っていないので、目がまわるのを防げる。
ふと思いついてやってみたら、目が回らず1階まで降りられて感動した!
昔なんちゃってでバレエを習っていたのがここで役にたつとは。
難点は、見た目に様子がおかしいと思われるかもしれないこと。
なのでできるだけ、他の人が行った後に降りて、目立たないように小さい動きでやる。
慣れたら極小の動きでもできそうだ。
こんなニッチすぎるライフハックだけど、同じことで悩んでいる人の役に立てれば嬉しい。