モウソウの森

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富良野「ニングルテラス」は本を読んでから行くと10倍楽しめる

新富良野プリンスホテル

旭川空港に着いてレンタカーを借りると、そのまま1時間ほどかけて富良野に行きました。

森の中にある、新富良野プリンスホテルです。

 

ここに泊まるわけではありません。

いや、泊まりたかったのですが、夏料金は1部屋4万円ほどするので高すぎて無理でした。

目的は敷地内のいろんな施設です。

 

幸い雨はやんだけど、めちゃ曇ってます。

森の中のホテルなので、駐車場にも木のいい香りがただよってるんですよ〜。

 

ニングルテラス

まず駐車場からすぐそばの、ニングルテラスに向かいます。 

倉本聰さんの「ニングル」という本に出てくる身長15センチぐらいの小さい人間が住んでいるという設定の場所です。

去年来た時は本を読んでなかったので「ふ〜ん、なんだろこれ?」という感じでしたが、今年はバッチリ読んで来たので楽しみです。

 

木の家に入っているショップの間にニングルの家があります。

家と言っても木の根元なんですけど。

看板に「ここに2世帯のニングルが住んでいますので、大声をたてないでください。のぞく時は、露骨にならぬようなるべく横目でのぞきましょう。」と書かれています。

ニングルらしきものはいませんが、世界観が伝わってきて楽しめます。

 

本を読んだところ、

ニングルは250年ぐらい生きる小さい人間で、「知らない権利」を大事にして人間とは離れて自然の中で暮らしています。

不思議な力を持っていて、どこを掘れば水が湧くか仲良しの人間に教えてくれたりします。

本ではニングルが人間の女の子に恋をして、大事件に発展するというお話。

 

 

 根元からニングルがひょっこり出て来そうです。 

 

 

根元のコケもいい味出してます。

 

ショップではろうそく、しおり、革製品、銀細工などが販売されています。

1件ずつのぞいて回りました。

点画に倉本聰さんの言葉が書かれた絵を展示しているお店もあって、ユーモアが溢れていて印象に残りました。

 

「チュチュの家」という喫茶店もあります。

去年は「なんのことやら?」と思いましたが、今年はわかります。

チュチュというのは、本に出てくるニングルの名前なのです。

チュチュは本の中で主要人物なんです。

 

ショップの先にニングルテラスという看板がかかった木のゲートがあります。

通るのにちょっとかがまないといけないぐらい小さいので、去年は「ニングルってこんな小ささなのかな」と思ってました。

でも本には身長15センチと書かれてたので、ニングルにとっては全然大きいですね。

 

ゲートを出るとウッドチップの道が森の時計やソーズバーまで続いています。

横に小川が流れて、鳥の声、木の香りと、心から癒されます。

 

 ニングルアトリエもありましたよ。

カフェ「森の時計」のふくろうの彫刻はここで作られたんですね。

 

本を読んでいったおかげで、ニングルテラスを満喫できました。

ニングルテラスに行くなら、ぜひ事前に本を読んで行くことをおすすめします。

 

ニングル

ニングル

 

 

ニングルの森

ニングルの森