モウソウの森

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シチズンでアイススケートの2日間短期教室を受講

ユーリオンアイスからスケート教室へ

GWに高田馬場のシチズンプラザで、アイススケートの短期教室を受講しました。

1時間 x 2日間の講座です。

 

きっかけは、Netflixで配信中のアニメ「ユーリオンアイス」を観たことです。

12話を2ヶ月で10周するうちに、スケートについてもっとよく知ればストーリーをより楽しめるのではないかと思ったのです。

 

たとえば、フリップを最後に飛んで感動するシーンがあるのですが、フリップがどういうものなのか、と難易度がわからないので十分に感動できません。

そこで、まずジャンプの種類を理解しようとネットやyoutubeで勉強し始めました。

ジャンプの難易度はすぐわかりました。

アクセルは半回転ぶん多いから一番難しいとか、ルッツやフリップは難しい、トウループやサルコウは簡単なほうとか。

 

次にジャンプの見分けができたら、アニメをさらに楽しめるはずと考えました。

しかし、ネットで見分け方を解説しているサイトをいくつも読み、動画を何度もみても全然見分けられません!

数日間見分けの訓練をしましたが全然わからないので、「実際にスケートをやってみたら分かるのではないか」と考えました。

 

スケート短期教室1日目

スケートはほぼやったことありません。

10時半からなので、10時すぎにシチズンプラザに到着。

受付でお茶のペットボトルをもらいました。

ヘルメットを借りて、ゲートを通って初リンク内へ。

「寒っ!!」

リンク内は7度だそうです。

 

寒いのが苦手なので室温が低いだけでくじけてしまう心配をしていましたが、意外と耐えられる範囲内でした。

スクールの指示通り長袖長ズボンで来ましたし。

 

更衣室で着替えて100円ロッカーに貴重品だけ入れました。

あとで貸し靴コーナーのとなりに、無料の貴重品ロッカーを発見して悔しがりました。

貴重品以外の荷物はリンクサイドに棚があるので、適当に置いておけます。

 

貸し靴を借りて、リンクサイドの大人の集合場所へ。

子供のほうが圧倒的にたくさんいましたが、大人も30人以上はいました。

肩身がせまい思いをせずに済むので助かります。

 

ベンチで貸し靴を履いて紐を結びます。

教室が始まったら紐の結び方もやると書かれていたので、適当に結びました。

貸し靴です。

 

教室が始まり、先生がリンクの真ん中でマイクを持って注意点などを話し始めます。

音が反響して何を言っているか聞き取りにくいです。

靴紐の結び方の説明なんて一瞬だし、遠くて全然見えません。

事前に貸し靴コーナーの横のボードを見て、きちんと結んでおくべきでした。

 

リンクサイドで準備体操をみんなでして、転び方、起き上がり方の練習をして、ついにリンクに降りることに。

リンクサイドでもスケート靴を履いた状態ではガクガクして歩くのが大変でした。

(紐がちゃんと結べてないのも一因です)

リンクに降りると、信じられないほどツルツル滑る!!

一歩も歩けそうにないと感じましたが、後の人がどんどんくるので泣きそうになりながら手すりにしがみついて進みました。

 

大人チームのみんなが手すりに広がったところで、手すりを持って足踏みから始まりました。

足を上げるのが恐怖です。

 

次に手すりを離して前に歩くのをやりました。

怖すぎて全然進めません。

しかもなぜか回ってしまいます。

 

氷を歩く様を先生が見て、レベルが2つのチームに分けられました。

私はもちろん下のレベルです。

 

恐怖に耐えながら歩いていると、ちょっと歩けるようになってきました。

何歩か歩いて勢いで最後はちょっと滑るのもやりました。

 

次の試練は後ろ向き歩きです。

怖すぎます!!

全くできる気がしなかったけど、自分だけやらないわけにもいかないので恐怖に耐えながらちょっとずつやってみると意外と平気になりました。

 

ひょうたんと言われる、足を開いて閉じることで進む滑りも習いました。

歩いた勢いがないと進みません。

エッジの角度を変えて前進するようですが、理解できませんでした。

 

途中15分の休憩があって、小さい子が衣装を着て踊ってくれます。

小さい子ってなんであんなに上手なのでしょう。

「〜歳から始めて1年ぐらいです」というスクールの説明が信じられません。

 

休憩をのぞいて1時間のスクールは、あっという間に終わりました。

年配の女性の先生が褒め上手だったので、なんとか乗り切れました。

リンクサイドで持ってきたおにぎりを食べて、午後は滑り放題だったので1時間ほど練習して帰りました。

 

スケート教室2日目

普段からピラティスで筋トレしてるので、筋肉痛にはなりませんでした。

 

お茶をもらえると思ってドリンクは持参しなかったら、2日目はくれませんでした。

初日だけなのですね。自販機があるので購入。

 

貸し靴を借りてボードに書かれた通りに結んだら、初日より全然安定しました。

ちょっと特殊な結び方です。

 

2日目は、前向きで歩く流れから片足に乗って滑るのをやりました。

片足で滑れないと何もできないのだそう。

歩いていると勢いづいて勝手に滑ってしまい、コントロールが難しいです。

 

後ろ向きで何歩か歩いたあと、後ろひょうたんをするのもやりました。

途中で先生にスカウトされて上のレベルに移っていく人がいて、「昇進もあるんだ!」と思いました。

 

ストップもやりました。

ハの字ストップとイの字ストップです。

力の入れ具合がわからず、うまくできませんでした。

 

また休憩中に小さい子が踊ってくれて、最後の15分は自由滑走でした。

後で滑るから自由滑走はなくていいんだけどな〜と思いつつ、後ろ向きを練習しました。

 

2日目の教室も終了しました。

最初は歩くだけでも半泣きになっていたのが、前に滑るのはできるようになったので大進歩です。

 

午後は自主練でちょっと滑りました。

初日に1回転んだのみだったのに、2日目は自主練の30分で3回転倒しました。

前向きのひょうたんをする際に、エッジの後ろに体重が乗ってしまうようなのです。

ひざとお尻を強く打ったため、痛くてしばらく動けず。

念のためタオルをお尻に入れてあったのだけど、役に立ちませんでした。

テンションがだだ下がりして、30分で大人しく帰りました。

 

帰ると打ったところがますます痛みます。

ひざはちょっと腫れてました。

手首もついたので両方が痛みます。

昔自転車で転んで強く打った時みたいに、全身に筋肉痛のような痛みがあります。

短時間に何回も強打したので、体が防衛反応をしているのではないかと思いました。

湿布を貼って痛い痛い言いながら1日を過ごしました。

 

「スケートは私には無理かな・・・」

と、一瞬くじけました。

できればもう少し続けたいのに。

 

新たな発見

ただし、帰ってユーリオンアイスを観ていると新たな発見がありました。

4話で勇利が6分間練習を終えてリンクサイドに戻ってくるときに、スーっと滑ってきてキュッと止まります。

今まではなんとも思わなかったシーンです。

「おーー、これは1番難しい二の字ストップ!!お見事、さすが勇利!」

と感激しました。

ストップを習ったからこその、新しい視点です。

 

また、ジャンプに失敗して転ぶシーンでも

「さすがプロ、転び方がうますぎる!!」

と、感心します。

今までは「あ、失敗した・・」としか思いませんでした。

 

落ちるように転ぶのがダメージが大きく、滑るように転ぶのが小さいそうです。

自分が転んで痛い目をみたので、ネットでうまい転び方を調べました。

 

ジャンプの見分けはできるようになってませんが、スケート教室に行って得るものはありました。

 

大人スケートのために

実際にやってみて、大人がスケートを始めるにあたってはダメージをいかに減らすかが重要だと感じました。

子供と違って転んだら打撃が大きいからです。

できれば転ばないほうがよくて、万一転んでしまってもダメージを最小にする転び方を身につけるのが大事です。

頭では分かっていましたが、実際に痛い目をみると心底実感しました。

痛いと続ける気にならないためです。

 

もうちょっと続けたいので、とりあえずプロテクターを買いました。

 こういうやつです。

お尻と膝にクッションが入っているので、転んでもないよりマシでしょう。

痛いのが治ったら、週末にでも練習にいくつもりです。