モウソウの森

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映画「フラガール」女性が外で働くことすら大変だった時代が切ない

フラガール

映画「フラガール」は泣ける映画です。

昭和40年にいわき市の炭鉱が落ち目になる中、町おこしのために温泉を利用してハワイアンズを開業する話です。

その中でフラガールに焦点が当たっています。

 

主人公のきみこ(蒼井優)は炭鉱夫の家に生まれて、その時代は選択肢がないわけです。

女は炭鉱夫と結婚して家族を支えながら子育てするの1択です。

そんな中、親友に誘われてハワイアンズのダンサーに応募して、ダンサーとして新しい生き方をしようとするのですが、この時代全く理解されません。

 

昭和40年の田舎は、女性が外で働くことすらハードルが高かったのですね。

しかもフラダンスはストリップだと思われていて、散々な扱いです。

 

お母さんにフラダンスをやっていることを責められたきみこが「お母さんみたいな生き方はしたくない!」と心の叫びをしたシーンは泣きそうになりました。

この時代の女性は大変でしたね。

 

先生(松雪泰子)もよかったです。

都会から事情があって逃げてきたダメ人間っぽい先生なのですが、生徒を育てるにつれてだんだん変わっていきます。

普通にいい先生よりも味があってよかったです。

このかたのモデルになった人は今でもハワイアンズで教えているとテロップに出るのですが、本当にこんなダメ人間っぽい人だったのか興味あります。

 

変わりたくない人、変わる人

町自体が2つに分かれます。

炭鉱にしがみつく人、ハワイアンズに新しい活路を見つけようとする人です。

新しいことをやろうとする人は、さんざん叩かれるんだな〜と改めて思いました。

 

今のハワイアンズの人気を知っているので、炭鉱にしがみつく人は残念に見えますが、当時の人だったらハワイアンズは斬新なアイデアすぎて理解し難いでしょうね。

 

最初にハワイアンズやろうと思った人すごいな〜。

よくここまでの施設になったなと勝手に感無量です。

 

ハワイアンズに行ってから観るとより楽しめる

実はこの映画を見たのは2回目です。

1回目見た時はなんだかピンときませんでした。

でもハワイアンズで実際にフラダンスを観たからか、2回目は「こんなにいい映画だったのか」と驚きました。

 

ハワイアンズのフラダンスは本当に素晴らしいんですよ。

フラガールがいなかったら、ハワイアンズには行きません。

それぐらいハワイアンズの成功に貢献しているフラガールの誕生秘話についての映画です。

 

行ってから観るのでも観てから行くのでもいいので、ぜひ1度ご覧ください。

 

フラガール

フラガール